オラクルカードはっけん日記リターンズ

オラクルカードの使い方や解釈の仕方のヒント、及び筆者の実際のスピリチュアル体験を記録がてら綴っています。

YOU purpose.

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あなたが今気にしているその引っかかりは、あるべき方向に使われなかった比較という技術の問題である可能性があるため、あなたはこのカードを引きました。

生き方も体質も環境も目的も違う他人と自分との、たったの1ジャンルだけを切り出して比較し、落ち込んだり舞い上がったりするのは、本当にあなたの役に立ったのでしょうか。

意味のある比較とは、自分は常に自分に必要なものを把握しているのか、それに見合ったことを目指しそのための行動をしているか、それはやりすぎかやらなさすぎか、といったことです。自分の中で、行うことなのです。あなた自身のニーズや目的と、あなたのしていることやしてきたこととを比較するのには、この技術は大いに役立ち、あなたの心を健康に保ちます。

しかし、それを他人の目標と比べたり、他人のニーズと自分のニーズを横並びにして比べると、とたんにそれは心の不健康を加速させます。道具は何でも、使いようです。使い方を間違えれば凶器となり、正しく安全に使えば非常に役立つものとなります。

自分や他者の一部分だけ切り取ってそこに優劣を付けている時点で、その使い方は全く見当違いであり、なによりもあなた自身の尊厳を奪う行為です。ましてやそこから来るイライラを他者にぶつけるなんてことがあろうものなら、もはや言語道断です。

あなたにとって、あなた自身が幸福と満足を感じて生きるためにすべき本当のこととは、何でしょう。

それはあなたが自身の心と、魂のうちに抱く強い信念によくよく問いかけ、話し合い、現実における行動指針を決定すべきことなのです。

無意識のうちに他人と比べることで、自分自身の目的を見失い、まったくあなたの役に立たない悩みを抱えてしまうことは、意外によくあるものです。

例えば、「英語ができる」。

これを見て、あなたは何を思いますか?

流暢にクルクルとよく喋る姿を思い浮かべる人が大半ではないでしょうか。

では、もしあなたが「英語ができるようになりたい」と思ったとき、そのイメージがあなたにとって妥当かどうかを、検討したことはどのくらいありますか?自分の目的をはっきりさせ、それに沿った行動をしていれば、おのずとその「いわゆる英語ができる人というイメージ」とのギャップに劣等感を覚えたり、苦しみを感じることは、きれいさっぱりなくなるはずなのです。

例えば「今読んでいる本が分かればいい」「好きな映画が大体聞き取れればいい」「海外の友達とメッセできればよい」「英語の試験をパスできればよい」等であれば、ペラペラ喋れるようになる必要はありませんし、そのためにすべき勉強内容はそれぞれ全く異なります。自分が必要とする目的を満たす勉強をすれば、心が落ち着くでしょう。そして目的を達成し、あなた自身を輝かせる人生を送ればよいのです。

また、この目的意識の違いを理解しない人や、初対面の人などには、早めに自分の目的レベルや段階を伝えておけば、誤解も少なく、お互いにスムーズにやりとりができるでしょう。

おしゃべりな人で、感情や体験を言葉で表現できないと生きた心地がしない人は、放っておいてもすぐ上達します。それは、その人がそれを必要としているからです。ないと生きられないからです。一方、おしゃべりじゃない人は喋りたいと思ってないので、それほど上達しません。実際に習っても喋りません。そして、それでよいのです。

自分の目的を自分で知り、それを達成すると決めて行動することで、自分であることに完全に満ち足りることを優先してください。あなたが何に興味があるのか、あなたは知っているはずです。それに正直になればよいのです。

自分は自分なんだから、ということが身にしみて分かってれば、高望みも卑屈も起こらないはずなのです。

ですが、もっと言うならば、それをどうしたら身にしみて分かるかというと実は、たくさん失敗して、いっぱい見当違いのことをして、それでやっと、分かるのです。

ですから間違いを恐れないで、どんどん行動してください。 いろいろやっては、迷ってみてください。

そうして勇気を出して体験し、不幸と貧しさを味わったら、いつでも、本当の豊かさに戻ってきてください。今でも、明日でも、数年後でも。天使はずっとここにいて、あなたを見守り、不必要なほどの不幸からも守っています。

自分のために行動できるあなたは、とても素敵です。

そして、自分のことを尊重できる人になってください。

自分の姿を知った人は、他者のありのままの存在も尊重できるようになります。

世界は、それでよいのです。そのように設計されているのです。

大いなるものの思いを信じて、いつでもあなた自身でいてください。

高みを目指すことばかりが正解だなんて思わないでください。

ただ、真っ正直に、あなたでいて欲しいのです。

それが最も美しく、この世界に最も望まれている、あなたという形だからです。