オラクルカードはっけん日記リターンズ

オラクルカードの使い方や解釈の仕方のヒント、及び筆者の実際のスピリチュアル体験を記録がてら綴っています。

よもやま〜ズ(遊びと哲学と麻紐とモルケースとレディーファースト)

この「一日一ブログ」祭りもあと一つで終了なので、溜まってた小ネタをここで放出したいと思います

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・「人生は遊びか?」

若かりし頃に大人たちにしたり顔で言われたバカな発言集、てのが私の中にいくつかあるんですけど(察してください)、そのうちの一つが、これです。

人生なんて壮大な暇つぶしだよとか、しょせんゲームだから、とか、芸術なんて規模のデカい遊びじゃん?みたいな言い方がですね、なんだろうな…どう〜も、昔から嫌いで。

いや、人生なんだから楽しまなくちゃねってのは分かるし、シリアスに取りすぎない方がいいよって意味も、分かる。

でもやっぱりさ、リスクを取って、自分の責任で生きて、でも誰かの思いを踏みにじったりしたくない。そうやって毎日研ぎ澄ませて生きている自分にとって、「人生なんて、遊びだから」という言い方と、それを言った人間たちのなんというか、まぁ、あんたがたはそうなんじゃないかな…という感じとで、どうにもこうにも、しっくり来てなかったのです。

それを先日突然思い出しまして、で、なんでだか英語のレッスンの時にポロッと、そう言ったんですよ、Susan先生に。

そしたらSusanが「あぁ、私も嫌い。人生を勝ち負けで捉えるような感じがするから…」

って、これまたポロッと、言ったんですよね。

でなんか、あぁ、それもあったのか…!て感じました。私が若かりし頃に感じた違和感は、責任感のなさというか、賭けてるものの軽さが気持ち悪い…って感じだったのですけど、勝ち負けで考えてる感じがどっかにある、というのも否めない。勝ち負け…。私がこの世で最も嫌いなものの一つです。

勝ち負けって言われるとなんていうか、無条件にがっかりして、落ち込んでしまうんです。生きたいという気持ちが萎えてぺしょーんと消えてしまうのを感じます。あぁ、なんのやりがいもない世界だなと感じる。

人生は勝ち負けや競争じゃないんだよ…言い方は、とても正しいと感じるから、やる気が出るしモチベーションが湧いてくる。

だから私ってオラクルカードしか信用できないし、使えないんです…よね…。もう理屈じゃない。モチベーションが死ぬ道具なんて、絶対に使えないですもん…。ただでさえ生き死にに関しては相当繊細な感性してるのでね、ちょっとでも自分を萎えさせたらダメなんです。これは私が自分に負った一つの使命なのでしょうね…。

そんなことを思った話題でした。

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・「倫理と美学」

ツイッター眺めてたら作家さんのがふと流れてきて、その人の見てたら哲学書っていうよりその本が読みたくなって、アマゾンでしばらく探してました。哲学自体は「こねくり回してる」感じが嫌いであまり触っていませんが、高校時代の授業で一番好きだった教科の一つは「倫理」です。

話が脱線しますが小学校の時の「道徳」の授業のことを何一つ覚えていない(教科書の表紙に丸文字ゴシックで「どうとく」って書いてあった映像以外本当に何の記憶もない)ので、多分ろくでもなかったんだろうな、と思う大人であった。

で、最近ですね、アニマルスピリットを引いてるじゃないですか。そこで何度も出て来る言い回しの一つに「莫大な可能性」というものがあるんですが、これね、本当に不思議に思えるぐらい、何度も何度も、出て来るフレーズなんです。

オラクルカード10年毎日引いてるんですから、フレーズとしては耳慣れてますよ。でも、ふとこのカードと向き合ったとき、やはり「じゃあ、莫大な可能性とは実質、何だろう?」と、考えるともなしに考えていた昨今だったのです。

そしたら、ひょんなきっかけで再び手を出した哲学書の、どの翻訳を読もうか…とじっくりKindleのサンプルを読んでいたら、なんか、もうそれだけで「開いて」くるんですよね。思考が。思考の道筋というのか。つまり、私にとってのインスピレーション、なわけですが。

それで突然、「あ、これって私にとっての”莫大な可能性”の一つだなぁ」って、思ったんです。

要するに、自分が頭で考えてしまいがちなのなら、可能性は頭からひらけばいいじゃん、てことか…!と。頭が硬いなら頭から柔らかくしちゃえばいいじゃん、ていう。頭から可能性がどれほど莫大かを流し込んでしまえば相殺できるというか。(笑)そういう感じ。。でもこれって大事だなぁと感じてる。

今月あたりから突然、作家ってすごいんだ、と感じ始め、作家の発言に耳を傾けたり、哲学を読んだりするようになって、言葉のチャンネルが再度突然開いてきたような感じがあって。多分偶然じゃなく、自分がずっと求めていたひとつの出口だったことを感じる。本、ずっと、これだと思うのを読んでなかった気がして、そうすると絵への刺激も少なかった気がして…。美学の本を読みまくってた大学院以降とかは、ある意味、いい夢を見ることができてたと感じるけど、一旦この国に来て暮らすのに慣れるまで、その世界は全て捨て去らなくてはならなかった。それが今、戻ってこれるところまできたのだと思うし、戻さないとこの先もないなって感じがしているのであった。

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・「チェコ語の慣用句」

ニコラとの絵本が今年冬にこっちで発売されるのですけど、最初に送られてきた完成テキスト(チェコ語を英語にザクっと翻訳したもの)を読み始めて、めちゃめちゃ焦った。

というのは、英語的に存在していない言い回しがいくつかあることに気づいたのと、チェコ語から英語というのはけっこう機能しないものなので(日本語と英語の翻訳を思い浮かべてください、あのぐらいの誤差)、読みながら何度も何度も、これは何????て頭を抱えてしまって、全然進まず…。。もしかして私の知らないイディオムかもしれない、と辞書をいくつめくって調べたところで出てこない。または、それに近いものはあるが、やっぱり何か根本的に違う……みたいな箇所がいくつもあって。

これが分からないのは私の文化ギャップが大きすぎるからなのだろうか、私が脳内でこのテキストからビジュアルが浮かばないのは私の何かがあれこれ足りないのか…どうしよう…ニコラに迷惑なのではないか…あぁ…うぅ…とかなり悶え苦しんだ後、やっと「とにかく、分からん箇所をまとめて、直接聞こう」と決め、何がどう分からないのか、が分かるまでとにかく気力を振り絞って準備しました。

英語でレポートや卒論書かされてた時もそうなんですが、やっぱりいったん日本語に直して確認していかないと、途中で何書いてるか分からなくなってくるんですよね…。長文ならなおさら。同じこと何度も繰り返し言っちゃってたりすることもありますし…。

なので、こっちで原作がある仕事を受ける時は、必ず自家製和訳を作るんです。じゃないとねー…何がポイントかが見えてこない。。かといって日本語にこだわっちゃうとダメなのでもちろん、軸は英語なりチェコ語なりに置いた状態で、それをやります。はーややこしいね!!

とにかく、それを一週間かかってまとめ終えたので、どうしても解けない謎だった言い回しや表現にハイライトをつけたPDFを送り、それを見ながらビデオ通話で情報量を最大まで上げて、進めることにした。(声だけだと言語能力次第で理解度が下がるからダメなんだよ。余談ですが私がオラクルカードのセッションをビデオ通話に限定してるのもそれです。齟齬や行き違いが増えるからね…そんなの楽しくないからね…。)

んでいざ質問してみたら、

ニコラ「あぁ、これチェコ語特有の慣用句だわ。それが英語に直訳されてるから分からなかったのね、ごめん。。自分でチェックしてる時は、あぁ訳されてるわーって思って気づかなかった…こう言うもんだと思ってたから…」てナチュラルに言われたでござる。

………そうでござったか。

…………そうでござったか………😭

でも、苦しんだ甲斐があったでござる…。。

例えばね、「ポケットの中で何かが燃えている」っていう文章があったんです。

意味不明でしょ。

意味不明なんですよ。

めちゃめちゃ調べたんですよ私も。でも出てこなかった。。

そしたら、チェコ語ではわりとよくいう言い回しで「自分には荷が重すぎるものが懐にある」というような、そういうことなんですって。

英語で言うとheavy burdenでござるな、つったら、そうそれ!だって。

……そっかー😭

でも、めっちゃ面白いな…。文学的ですよね。ポケットの中で何かが燃えているですよ…?

何かこう、良心の呵責とかなのかな、て文脈見てて思っていたのですが、そうじゃなくて単純に「重荷」なんですって。でも、その重荷が、燃えるんですね…!面白いなー。。

おかげで、「これだけチェコ語特有の言い回しがナチュラルにある」ってことに気づいたそうで、次の翻訳から直すよ!て言ってくれて。ニコラ、ものすごい作業量こなしながら翻訳もしてくれてるのに…。ありがとう。。て言ったら「この本は、ユキコ以外とは共有も理解も不可能なのよ。それに私は作家だから、一場面ずつの要素は見えていても、それが全体としてどう見えてるのかは全然分からないの…、それをユキコはできるでしょ。だから、一緒にいてほしい!」て言ってくれて、ゆきこはまた泣いたのであった。

ありがてぇ…。ありがてぇなぁ…。

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・2018年の正月に日本で買ってあったスマホケースがさ。

ハリネズミ柄、なんだけどさ。

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もう今見ると、どう見たってモルちゃん柄にしか見えなくて、買った一年以上後に前のがボロボロになったから〜って付け替えて、外で改めて見て何度も驚愕してるんですよ。これ買った時にまさかモルに似てるなどとは思うはずも…なく…。完全に想定外でしたからねモルモットは…!

なおかつ、この絵、マジでモルちゃんにそっくりすぎて…。ハリネズミって、実物そっくりに描くと、正直あんまかわいくないんですよ。モルモットはかわいいんです!!(親の欲目)いやハリもめちゃめちゃかわいいんですけど(ハリは正直飼いたいと思ったことが何度かあった)、なんちゅうか、このコロンとしたまるい感じはモルなんですよね…。

外出して、はぁ、モルちゃん会いたい…元気かな…て思うたび、自分のスマホケースの柄が目に入って、びびる…。いまだに毎日びっくりしているのでした。

ちなみに、柄よく見て…。ハット被ってる子とかメガネかけてる子とか逆向きの子とかいるの…かわいい。。。

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・「編み物糸」

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今日も元気にスーパーで売ってる梱包用の麻紐で編み物作ってたんですが、これは茶色の梱包用の紐ですけど、白い糸の方ね、上品だしコットンやヘンプ100%だし、質が良いのでそれも愛用してて。でも、なんでスーパーに売ってるんだろ?て思ってたんですよ。

そしたら、先日別のお店で「おっこの白い糸も柔らかくていいな♪」と思って買った時、そこについてた写真を見て、やっと分かったんです。

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うん。

肉縛る用のタコ糸なんだね!!!!!

そう言われてみりゃぁ…その通りでしたばい…。

今日作ったのは、ジャパンから送ってもらった小さな座椅子と、それにクッションを括りつけるための丈夫で太めの飾り紐作りでした。かわいくて丈夫で助かった。。

今まで梱包用の麻紐一本でギュイッて縛り上げてたから、なんていうか…かわいそうだったし…心もとなかった…。。

こういう、ちょっとしたもん作れるの、なんかホッとするんですよね。

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・「レディーファーストと金のなさが重なると、どうなるか?」

英語の先生のSusanがある日、こないだまで滞在していた息子と一緒に、チェコ人の英語レッスンの生徒をカフェで待っていました。

Susanは言いました。「彼、いつも私に飲み物奢ってくれるのよ。自分は男ですから、ていって。見てなさい」

そしてその生徒が来ました。

彼は、自分以外の男性が同席しているのを見て、その日は飲み物を奢りませんでした。

息子さんはあとで死ぬほど笑ったそうです。

解説。

あのですね、チェコってすごく、古いんですよね。なんつうの。遅れてるんです。(笑)古き良き美しきものを実現しようとする風潮が、いまだにちゃんとあって、なんか「かわいいなぁ」って思う反面、「安っぽいんだよなぁ表面だけだから…」て思うことも多々ありましてね。(笑)

チェコ、基本的に金ないんですよ。物価も安いし給料も安い、まだユーロ入れてないですからねこの国。理由なんか簡単、物価上がるから。。というわけで、金がない。

そんなケチなチェコ人でも、レディーファーストは守らねばならない、男性が席にいたら女性におごるべきである、と。若者ですら、そんな固定観念をまだ持ってる子も多いんです。

それでSusanは、毎回生徒がおごってくれるのが、おっかしくて仕方ない。アメリカから来たSusanからすれば、何その慣習??て感じですからね…。笑

で、今日は息子がいるけど、まぁ私の分はおごるのでは?と思っていたそうなんですよ、そしたら、もう一人男がいたから、あ、今日はいいんだ、って。(笑)その程度なんです、この国の男性のレディーファースト。薄っぺらいんですよ。表面だけなの。。(笑)

でもその付け焼き刃の文化を、守ったほうがいんだろうな、と思ってやってる。

なんか、そういうとこがおかしみがあるというか、なんだろな。

おっかしいですね。(笑)

かわいいな、って思うこともあるんですけど、この国の男とは結婚できないなと私が悟った理由の一つです。(笑)

そんな面白い国で、私は今日も元気に私は暮らしています。

小ネタ集なのに長くなった!!!!!!