『ねえね、嫉妬って何?』
と、ある日、友達が笑いながら聞いてきた。
あっけらかんと明るい彼女。嫉妬という感情が全く理解できない…と。
私にも理解できないので「うーん、基本的には、自分がその人がそれを手に入れるためにした努力を全てできるわけじゃないのに(場合によってはしてもいないししてみようと思ったことすらないのに)、その人の持っているその結果だけを見て羨ましい〜なんで自分は手に入れられないのって思ってる状態じゃないかと解釈しているのだが」
「やなんかでもさー、例えば私がものすごく欲しい50万のコートがあるとしてさー、誰かがそれを着てたとするじゃん。でさー、私がすることなんて、『え〜〜〜素敵〜〜〜!うらやましい〜〜!え、ちょっと触らせて〜〜!え、ちょっとだけ着させて〜〜〜!は〜〜〜満足、ありがと』なんだけど。」
「そうだよね。(笑)自分が手に入れるかどうかとは全く別の問題だもんね。」
「そう〜〜。嫉妬って何?だって自分が努力して自分で手に入れたそれと誰かが持ってるそれってもう別物じゃない?何が欲しいの?」
「いや本当にそうだよね?」
て、話になった。
結論。我らの場合、マジで本当に欲しかったら、自分のやり方で自分が手に入れるための具体的手段を講じて努力して手に入れるし、ムリだなとかこれは私の本当の目標じゃないなと思ったらその場で放棄して本当に自分のためのものを手に入れることを考える。
ので、?それ以上の感覚がない。
ね。
嫉妬って、何?
結局わかんなくて、二人してゲラゲラ笑ってた。
私たちには、難しい話題だったようだ。