オラクルカードはっけん日記リターンズ

オラクルカードの使い方や解釈の仕方のヒント、及び筆者の実際のスピリチュアル体験を記録がてら綴っています。

オラクルカードはレベルや次元を下げられない。

ここのところご縁あって、タロット占いをしているご友人を持つ方の講座をしたり、タロットの勉強からスピ的なものに入って今うちのコーチングを受けている方などと話す機会が多く、どれほどタロットとオラクルが違うかという話によくなりまして、細部が見えてきました。

私自身、タロットでも本当にトップレベルの方、人間的にきちんとした人物であれば、オラクルカードと同じぐらいの高い次元でリーディングができることは、以前どこかで見かけた内容で承知しています。

がその、一般的にタロット占いをしてる方の話ですと、「タロットは、占いを受ける人が執着が強かったり波動が低かったりすると、カードもそれに合わせた内容になる」というのが常識だそうです。ちょっと言語化が難しいんですが、伝わるでしょうか。

で、オラクルも同じだろうとその方は考えているそうで、それを聞いて疑問に思った講座受講者さんが「オラクルは根本的にまったく違うと感じたんですが、どうでしょうか?」とわたしに聞いてくださったので、「はい、違うと思います」と答えました。

オラクルカードは、天の存在たちが、一切次元レベルを下げることなく、高い場所にいるままで、そこからアドバイスをくれたり、愛や光を示してくれたりします。

それを全く理解できない!という場合は、実はそれを読んでいる私たちの次元が低すぎるのであって、カードが間違ってるわけでも不明瞭なわけでもありません。

実際オラクルカードで自分を鍛え直した私としては、初期にフンワリしてつかみどころのなかったカードたちが、どんどん明瞭さを増し、はっきりものを言い始めたのは、私の心がオープンになり、自分が卑屈さや執着丸出しの思考などをしなくなっていったからであることは間違いありません。

つまり、オラクルカードを理解するには、天の人たちがレベルを下げてくれることは100%ありえませんので、私たちがレベルを上げるしかないんです。自分たちが、最高の、至高善の自分としてしっかりと意識を引き上げ、決して卑屈になることなく、尊大になることなく、きちっと高いレベルにアラインして、ハイアーセルフの意識レベルになれる程度に自分を教育していくしかないのです。私たちが次元を上げるしかないんです。

これが、恐れや呪術も視野に入れているものをベースとしたタロットとの根底からの違いだと思います。

さらにいうと、次元を上げなくてはならないため、オラクルカードの方が「事故」が起こりづらいです。

タロットですと、例えば自信を喪失した状態で占いを受ければ、その人の今までを全否定するような最悪の結果が容易に生まれます。よほどの人物でなければ、タロット占いを真にポジティブなアドバイスを得て自ら思考する人生にするために生かすよう適切に読むことは、非常に難しいと言えます。タロットをやる人口のうちの0.1%もいないかもしれません。

ところがオラクルカードは、オラクルカード自体の次元が高いため、このネガティブ事故が非常に起こりづらいのです。

オラクルカードをまったく理解していないとしても、これを使う人はなるべく「良く」読もうと自然と努力しますし、その読みが全く支離滅裂で説明に書いてもいない希望的観測に沿ったものだったとしても、そのリーディングによって絶望したり、自らを否定されたような気分になる人はほとんどいないはずです(エセ占い師が故意に悪用しない限りは。残念ですがこうした人はどんなツールを使おうが同じ行動を取ります)。

そういう意味で、次元が高いが故に理解されづらい部分もありますが、理解されなくてもいいよ。とも思います。理解したいな…このカードが大好きだから、という気持ちで接していれば、いつか分かるようになるのです。なぜなら、スピリチュアリティは勉強や知識量ではなく、「人生経験」が全てだからです。自己理解とスピリチュアリティが結びついてくればくるほど、オラクルカードの納得度は跳ね上がります。

やっぱり私は、オラクルカードが好きです。

「真実」が、それ自体のレベルを決して下げてはならないという意味では、これは芸術と一緒だと思うからです。

つまり、私の信じるものと、一緒なのですねぇ…。

下のレベルに合わせると、真実は真実である価値と輝きを失い、人々は「降りてきてくれた」という仮の喜びと引き換えに、真の目標を見失う。やはり、下げるわけにはいかないのです。真実は、真実のままでいるべきなのです。

クセのある強い個性も、どんな境遇も、包み込み、認め、共に成長を促すオラクルカード。

やっぱり、私は信頼しています。

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