オラクルカードはっけん日記リターンズ

オラクルカードの使い方や解釈の仕方のヒント、及び筆者の実際のスピリチュアル体験を記録がてら綴っています。

オラクルカードを使って、善悪という概念を消す方法。

百害あって一利なしなのが、善悪を決めつける判断方法です。

どれかを善とすれば、どれかは悪になります。すべてを善ということは、この地球上において、物理的に不可能だからです。

正義の味方というのは、言い換えればだれかを見捨てていることになってしまうわけで。だから正義はなく、悪もない。

また、繊細で敏感になってくればくるほど、一言でも悪い言葉を発したり、誰かや自分を悪と決めつけた瞬間に、とてつもなく苦しい気持ちになります。善というのも、違和感のある発想方法です。誰かの権利だけを主張することに、真の解決の糸口はあるのでしょうか。

じゃあ、世の中をどう捉えたらいいんだ、と。お思いでしょう。良いことをして生きたいのに、そのどちらもないのなら、どう判断すればいいのだと。

その答えになるかは分かりませんが、オラクルカードでよくある過去・現在・未来の三枚引きを、自分が日々つけているオラクルカード定点観測のマンスリーとして用い始めたあたりから、私の世界からは善悪で物事を判断したり決めつけるという思考法が、どんどん消え去っていきました。

コーチングでもこの三枚引きをマンスリーに勧めていて、同様の効果が出てるかは知らないのですが、少なくとも私は気づいたらそうなっていました。

その原因として考えられるのが、マンスリーを三枚引きにしたことだったのでは、と。今日土台編をお教えしていて、はたと思い当たったのです。

三枚引きは極限までシンプルな形です。

マンスリーとして用いるとすれば、先月、今月、来月となります。

さらにいうと、先月までにあなたが学んだことを踏まえて、今月はそこでの学びを基盤としてさらにステップアップしてこの学びを行う。それを順当に学んでいけば、来月はこうした展開や、こうしたことを学ぶ段階に入るであろう。

という読み方をします。

普通、リーディングで用いると、未来の位置によさげなカードとか、つるっとうまくいきそうなカードが出れば「良い未来」、ちょっとタイミングを待ってみようとか、努力続行とか出ると「悪い未来」と勝手に決めつけますよね。(そういう方が圧倒的に多いです。)そう感じてしまうのも無理のないことでしょう。私も初期はそのように思っていました。

ですが、オラクルカードの真価はその読み方では一切発揮されていません。

マンスリーに三枚引きを使い、さらにオラクルカードを用いることでの効能は、いざ、その「悪い未来」だと思っていたカードの学びを生きる1ヶ月を過ごしてみると、自分が予想していたような浅はかなことは一切起こらず、そればかりか、この学びのおかげで必要なことを手にいれることができた、と実感できることです。

人間の予想というものがどれほど浅はかで断定的で配慮がないものか、私はカードにはよく教えられました。しかも、暖かい感触で、決して私の浅はかさを否定せずに辛抱強く根気強く、ただ真実を示すというだけで教えてくれたのがオラクルカードです。

人間は、良くも悪くも目先のことしか分かりません。目先の利益や損得に囚われて、勝手に失望したり自信をなくしたり、まぁ〜〜勝手なものです。こんな生物をよく神様は平等に愛してくださるものだと、本当に感心してしまうほどです。。ですが、それでいいのです。だからこそ、良いのです。一つ一つ学んでゆく私たちを、神様は最高に祝福してくださるからです。

そして、マンスリーで使うと起こるのが、目先の良い悪いやラッキー・アンラッキーなんて、なんと些末なことなのか、人生とはなんと大きなスケールで動いていることか。と、続ければ続けるほどに実感させられることです。

少なくとも、私はそうでした。

私は自分でカードを引き始め、いつのまにか記録をつけ始めてから、もうそろそろ10年が経とうとしています。

最初の頃はカードの名前だけを記録していました。

そして徐々に、長文の日記を書かなくなるのと入れ替わるかのように、その日出たカード・その日の出来事・体調・総合した振り返り、をエクセルにつけていくようになりました。

データとして見てみると、天からのアドバイスの精妙さに、本当に唸ってしまうことが多いです。

人生とはなんというスケールで動いているのか、という感覚も、どういうわけだか、エクセルで記録をつけ始めてから感じるようになってきました。

ノートにつけてる頃は、ここまで壮大な感覚はなかったです。たまたまなのか、偶然じゃないのかは分からないのですが…。

その中でも、マンスリーのカードが連綿と続いていく様子は、私に「人生は多面体であり、連綿と続くプロセスであり、死ぬ瞬間まで私たちは進化し学ぶのだ」という確信を得させました。

例えば、今月引いたマンスリーで出た「来月」のカードは、次の月にマンスリーを引くと「今月」の位置のはず、です。(分かりますか?)そこに、先月出たのとバッチリ同じカードが出て、あっやっぱり今月これなのね、と納得することも何度も経験しました。または、1ヶ月を乗り切って次の月のマンスリーを引いたとき、「先月」の位置に出たカードを見て「あぁ、あの1ヶ月の濃い〜〜〜学びをこの一言に凝縮させるのか!なんと見事な…!!」と感嘆させられることもしばしばでした。カードが変われば言い換えられてるような感じなのですが、それはもう見事に、私が得た実感を言語化し、絵でも伝えてくるのです。「すごいな!!!」と、毎回感心してしまいます。濃い〜〜〜ぃ1ヶ月を過ごした後は特に。

そうすると、自分が思っていたそのカードへの浅はかな思い込みというのは、自然と霧散していくのです。「未来なんて、体験もせずに分かるものではないんだ」と解るのです。そして、偽物ではないほんものの生きる実力を得る=人として成長していくには、インスタントじゃない結果、自分のエゴを満たすためだけじゃない価値観、揺らがない軸、長期的なスパンで自分自身を見守り育てることや慈しみ、忍耐力、創造力がついていくのです。

だから、長期的にカードを引いてみてほしいのです。

1ヶ月や2ヶ月でギブアップしてしまっては、どうにも本質が身につきません。

サボりながらでいいので、長〜〜く、マイペースで続ける方を選んでください。

それから、引くことと抜書きだけして振り返らないのが一番もったいないです。眺めてるだけなのとほとんど変わりません。自らの実際の生活がどうだったかとカードを結びつける作業をしなくては、人生にカードが入っていきません。人生に入ってきていないカードをどのように使おうとも、上滑りの、フェイクになってしまいます。

もう騙されないぞと決めてる方。うわべのうまくいってることなんて何の意味もないと悟ってる方。本質を求めている方は、必ず、振り返りをするようにしましょう。その努力には10倍の結果がついてきます。「あなたが神に一歩近づけば、神はあなたに10歩近く」です。

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