オラクルカードはっけん日記リターンズ

オラクルカードの使い方や解釈の仕方のヒント、及び筆者の実際のスピリチュアル体験を記録がてら綴っています。

好きという気持ち。

ちょっと最近思うところがありまして。

私が思う「カードリーディングができる人」というのは、いろんなカードが使えることでも、知識があることでもありません。「そのカードを好きで、言ってることを理解したいという気持ちがあるかどうか」です。その気持ちでカードを使い続ければ、いずれ分かります。それをリーディングに用いられるかどうか、つまりクライアントに使えるかどうかは、その人が言語化の努力を怠らなかったかどうかであって、怠っていれば分かりやすくメッセージを届けるリーディングはできませんし、常に努力して磨いていけば、どんどんその能力は向上します。

なので、多くの方が誤解しがちなのかもしれないんですが、基本的に「リーディングできてるか」と「言語化能力を人のために使えるレベルに磨くかどうか」は別の話なのです。

カードが好きだから毎日引いてて、またこのカードが出た!どうしてだろう?分かるようで分からない、大切なことを言ってくれている気がするのに、どうして!?もどかしい!!というハートのドキドキから動機があるのなら、必ずきっと、そのカードとちゃんと仲良くなって、リーディングが(言語化は別だけど、リーディング自体は)ちゃんと出来るようになります。

ところが、もし知りたいという気持ちが、例えば「自分が理解できないものがあることに納得できない」といったような知識欲が勝っているものならば、分かっても意味ないと思います、というか「分かる」日が来ることはないと思います。その人の動機に、切迫感がないからです。ハート的に、必要に迫られていないからです。

切迫感とは、どうしても好きな人のことが知りたい!という、あの気持ちです。恋い焦がれるような感じとでも言いましょうか。。好きなもの、好きなことを前にしたら、自然と強く湧いてきて止まらない、最強のエネルギーのことです。

そもそも「分かる」というのは、感情の問題です。ハートの問題なんです。感情が理解しない限り、つまり本当に心がそれに対して開かれない限り、なにごとも身につきません。それと、とりあえず万遍なくぜんぶ分かりたい!というのは「感情的」であり、実感も愛情も伴っていません。理知欲だけで何かを手に入れようとしても、絶対に人間の手には入りません。ハートがドキドキして、好きでたまらなくて、どうしても知りたい!と思わなければ、そしてその気持ちを持ってリスクを受け入れ、犠牲を払って努力しなくては、手に入らないです。

ただし、その気持ちを持って続ければ、継続していけば、常にそのことを目指していれば、手に入ります。それは「絶対手に入る」と言ってはいけないのかもしれないけど、神さまが人間にその人の手には負えない課題は与えないことを考えれば、大体の場合はできるはずです。妥当なものだからです。

だから、気持ちを。ハートのドキドキを。感情の強さを。愛情の深さを。

それを一番に大事にしてほしいし、しなくてはだめなんです。

私が「この人はちゃんとリーディングできてるなぁ」と思う人とは、たくさんのカードを器用に使いこなす人ではないです。だってそんなの、必要ないんです。お仕事にするにも、実はいろんなカードなど必要ないです。(私がたまたま数が増えただけです。)

できてるなぁと思う人は、自分がいちばん大切にして、大事に、またほんとに気軽に、毎日使ってお話して、いっぱい仲良しになっているカードデッキが一つ、必ずある人です。

そもそも生涯に、いくつものカードはそんなに必要ないはずです。ドリーンの初期のカードなどならば、一生に一つだけあれば充分というほど、非常にバランス良く過不足なく完全に作られています。ですから問題はそれを、本当に愛して、自分自身の人生のスピリチュアルなお友達として、同僚として、パートナーとして、使えているかどうかです。

また、例えば私個人で言うと、私が20数種類のカードを使えているのは、その一つ一つにめちゃくちゃドキドキしてるからです。好きで、愛情を感じるからです。面白くて、たのしくて、実際にコトバやイメージと一緒に暮らして、とても楽しいからです。好きだからなんです。お仕事に使えるスキルだからという気持ちで磨ける種類のものではないんじゃないかな…、私はそうです。だから、いいカードはもちろん手持ち以外にもたくさんあるけれど、簡単に手を出しません。好きだ、私の人生に一緒に参加してほしい、と思ったタイミングでお迎えに行きます。

だから、たくさんのカードを既に買ってしまった人でも、まずは自分にとって核になるカードを見つけてください。

自分の気持に素直になれば、きっと見えてくるはずです。

見えてこないなら、分かるまで使わなくていいです。

何ヶ月も経って突然、あのカードが呼んでいる!と感じるぐらい、その絵が浮かんで離れなかったりしてから使い始めたら、うわあこれだ!ってなるとか。そういうことも、よくあると思います。

そうやって、自分とカードを大事にしてほしいんです。

逆に、一つのカードしか持ってないけど、ずっと好きで使ってる!という人は、自信を持ってたのしく続けていってください。

人生は器用さではないです。

あなたが愛を感じるものを持っていることこそが、素晴らしいことだからです。

もしカードをクライアントのためにやりたくなっても、きっとできます。あなたにとっての霊的な真実を、あなたの大好きなカードを通して、たのしくシェアしていってください。

何をするにも、同じですよね。

どうか、忘れないでください。