オラクルカードはっけん日記リターンズ

オラクルカードの使い方や解釈の仕方のヒント、及び筆者の実際のスピリチュアル体験を記録がてら綴っています。

やっぱり「予言臭」がすごい/ウィズダムオラクルカード

今年5月に購入し、使ってみて3ヶ月以上経った今になって突然ピンときたのが、

このカードって実はすごく、予言方面に特化してるんだ、ということ。

いわば「未来」を扱うのが得意という、少し変わったカードであることが、実感から浮かび上がってきました。

なので、このオラクルカードを「占術カード」("Divination Cards")と銘打ったコレットさんは正しかったのだ…!ということです。

また、オラクルカードでありながらここまで未来方面が得意ということは、タロットカードを正しく読める人と同等の読み込み力がないといけないという意味でもあります。つまり、人生にあるのは善悪や運不運などというものではなく、波の満ち干き、人生の四季、タイミング、光の強い場所に濃い闇もあるということを踏まえた上でネガティブに全く飲み込まれない精神力と公正さ、エゴからの脱出が必要になるのです。なので、このカードの難易度はまさしくそのまま、その難しさに直結しています。

ウィズダムオラクルカード ([バラエティ])
コレット・バロン=リード
株式会社 JMA・アソシエイツ(ライトワークス) (2016-02-18)
売り上げランキング: 154,621

◯私は「ウィークリー」のリーディング時にこれを使っていて、気付きました。

ウィークリーは週頭に引いて、「現在やるべきこと」に焦点を絞って具体的に道を切り開いていくために使うので、そのためのことを言ってほしいのですが、意外とウィズダムオラクルは「現在」でありつつも、どこか「数週間先」に向けて言ってるようなところが、あるんですよね。もしくは、もはや人生全体について言われているような…。今ここで全力を尽くすだけ、ではないんです。

実際、数週間経ってみて初めて

「あ、先月、ウィークリーで散々こう言われてたけど、なるほどねーこういうことだったんだ…。………あれっそれってもしかして……」

という感じになったのです。今月、特にそれを体感しました。

で、今月は体調不良もあってウィークリーは直感的に扱いやすい大天使オラクルカードで引いてたので、体力が戻ってきた今週、三週間ぶりぐらいにウィズダムオラクルでウィークリーしたんですよ。

そしたらやっぱり何ていうか、「今この瞬間」だけじゃなくて「ちょっと先に向けて」準備させるみたいな、「や、そうそう、今はそんな感じなんだけど、すごい大きな流れから見たらお前は今ここだってことがさぁ、来月には分かるよね。」みたいな言い方なんです。(笑)

それで、あぁそういうこと…!って思いました。

◯ちょっと「大きめ」なんです。捉え方が。

ベースとなっている考え方も、コレットさんは基本的に地球におけるサイクルを主軸に置いて作っています。なので、万物は変わっていく、流転する、時はめぐる、攻めるべき時と守るべき時がある、といった風に書かれており、二律背反的要素がすごく哲学的に絡み合った書き方をしていますから、スピリチュアル以前に語学力の問題、哲学的理解の問題、人生経験の問題もあると思います。仕事でこのカードを使うなら、よくよく読み込んで、その哲学的な言い回しが本当に何を意味しているのか、真意を掴んでからじゃないと、読まれた相手が複雑な顔をするかもしれません。(言い回しについてはコレット作の他のカード全てがそうですが)

だから、まず他のオラクルカードなどで「今ここ」を捉えられるようになってから、このカードを使いはじめる方が無難だと思います。

質問内容によっては、今へのアドバイスを聞きたかったのに数カ月先、一年先に向けてのアドバイスを出されて全く意味が分からない人が発生してもおかしくないような、そんなカードでもあります。「冷静に天の助言を聞ける状態じゃない時は引かない」「答えに執着しないこと」をこのカードを使う大前提としてコレットさんが挙げていますが、その通りだと思います。他のカード以上に、きちっとした自制、冷静さ、割り切りっぷりが大事かもしれません。

◯というわけでマインドがしっかりしてる時期の人じゃないと、使ったはいいけど混乱した、という人も多いと思うので、上級者向け。うちの分類で行くと「特化型」に振り分けてもいいものだと思います。

普段から魔女マインドで生きてきてる人、元来そっちな人、冷たいと呼ばれるほど割り切れてる人、今までにない視点でものごとを指摘される準備ができて落ち着いている人ならば大丈夫だと思います。

オラクルカード全般にそうですが、人生経験とその人の状況次第なので、全然スピリチュアル興味ない人でもこれがすごくハマったり、逆に私はめっちゃスピ系慣れてる!って人でもこのカードはすごく混乱したり。そういうカードです。

それと、解説書に「易経、ルーン文字、タロットの小アルカナの要素を含んである」と書かれていますので、そちらが得意な方にもこのカードは取り入れやすいかもしれません。

そちらの専門家の方、ウィズダムオラクルカードなら相性がいいかも。

是非、使ってみてどうだったか教えてほしいです…!

すごい可能性が待ち受けているかも。

確かに易経やルーンの感触は感じます。中国哲学と相性がいい気がする…。

・私自身は今、このカードすごく好きで、人生のアシスタント、また先生として、道しるべとして、このカードにはいろいろ教わっています。同時に買ったMapもわりとそんな感じですが、このウィズダムオラクルの方がちょっと強烈かも。

余談ですが「占術」という言葉について。

私は今まで、オラクルカードは占いじゃないんだよね〜と言い続けてきたわけですが、実はわたし自身、最近ではそのこと自体が気にならなくなってきてまして。

人が毎日の「心の鍛錬・トレーニング」にオラクルカードが最強に活用できて、困ったときには相談相手にもなってくれて、しかも人にもしてあげられるという特質を抜けば(抜きませんが。笑)、オラクルカードもまた、カードリーディングというものの本質を突き詰めていくとタロットや他のカード占い、そして他の「占い」と呼ばれるものとも本質的には何ら変わらないわけなので、「いや、占いでもあるよ」とむしろ最近は言えるようになりました。

そのタイミングでこの「ウィズダムオラクルカード」を使い始めたのも、自分の理解が追いついたタイミングだからだったのかもしれません。