And I'm Feeling good

先日、祖母が亡くなったと書きましたが、その日の亡くなった時刻前後にちょうどiTunesで新しい音楽を探していたときに、ずっと前にウィッシュリストに入れていた楽曲が突然しっくり来て、亡くなったという連絡が来た時からずっとその日一日聞いていた音楽があるんです。

元はミュージカルの中の一曲らしく、いろんなアーディストがカバーしてるのでいろんなバージョンがあるのですが、私はこのニナ・シモンのをずっと聴いていました。老若男女問わず、本当にいろんなアーティストがカヴァーしてるんですが、この人の声がジャストミートだったんです。完全に、これだって思いました。

あまりにグッときたので、歌詞を印刷して壁に貼ったぐらい、ずっと聴いて、歌ったりもしてて。夜寝る前までずーっとこの曲を聴いてました。

ところが次の朝ぐらいまではちょっと残り香があったんですが、その後全く聴かなくなりました。もう、全く。。。歌詞暗記するぞぐらいの勢いで気に入ってたのに、もう全く今聴いてないんです。

歌詞が、新しい世界が始まった、自由は私のもの、最高にいい気分だ。っていう内容を繰り返している曲。

で、それを聴きまくってる時は、まぁこれがクレアオーディエンスチャンネルで来てる情報ってのは分かるんで、理由を考えてて。自分の心境がこうなのか？と思ってました。というのは生前最もうるわしくない思い出のある親戚が彼女だったので。(笑)だけど今はもう何とも思っていなかったし、亡くなった時もねぎらいの気持ちしかなかったんで、これはおかしいなと。私の気分を示す脳内音楽じゃないんだな、と。じゃあ一体名になんだろうなぁ…と思ったまま忘れてまして、

で、3日ぐらい経って気づきました。

あぁ、これ多分、肉体を離れた時のおばあちゃんの心境だったんだ、って。

ばあちゃんが肉体から解放されて、私はもう自由だ！っていう、すがすがしい気持ちだったのかな、って。

そう、ふと思い当たった時になんか突然しっくりきました。なんだ、そうだったのね。。

彼女にとって、この世は本当に生きづらく、大変だったと思います。30年間ぐらいずっとリウマチで膝が痛くてろくに歩けないと言ってましたし、正座もできなかった。肉体は重く、どうしていいかわからなかったと思います。でも、やっと自由になったんだな。って。

なんかねー、でもまさか、こんなオシャレでソウルフルな名曲で私に知らせてくれるなんて、思ってもみなかったよ！

でも思い返せばオシャレが大好きな人でしたので、この曲は聴いてなかったにせよ、もしかしたらぴったりなのかもしれないです。

そう思ってこの曲を今久々に聞き返したら、なんかばーちゃんの声に聞こえてきた…！ほんと、こんなオシャレな！(笑)何！やりよるね〜見直したわ。←

あとは正直に言えば、他の家族の中にも長いばあちゃんとの生活への疲れもあったため、この心情の人達もいるはずです。

となると、全ての人にとってそういうタイミングだったってことかな、と思うし

この死のテーマソングがこの曲だとすると、なんかもう映画みたいだなぁ…て思いました。ほんと、そんなオシャレなイメージの人生の人じゃないんですけど…(笑)シャレてますね。。

制作が忙しくて家族に連絡もできず、軽くおかんとケンカしてたので、とりあえずおとんにお詫びと、さっきこのことをメールに書いてみました。帰国したらお墓参りいこ。

それと「足が痛い」で言えば、亡くなった翌日に私も足をこっぴどく挫いてしまって、それ以来まともに歩けていません。。レントゲン見たら大丈夫だったので、骨は大丈夫なようなんですが、常に冷やして包帯巻いて固定している状態です。全治二週間ほどらしいんですが、奇しくも「歩けない」というのを追体験しているようです。もちろん私の側にも足をくじいた理由はあるんですが(別記事に書く予定です)、これの意味もあるんだろうなぁ…と思いながら、出なきゃいけない時はゆっくり、ゆっくりと、一歩ずつ、歩いています。

おばーちゃん、新しい世界でまずは養生しつつ、達者で暮らしてね！また会いましょ。それまで私も頑張りますっ