イギリス&アイルランド③ グラストンベリー&ストーンヘンジ
さて、チャリスウェル見てる間だけ荷物を宿に預かってもらってたのですが、約束の12時ギリギリになったためダッシュで戻り、荷物を受け取ってから、帰りのバス停近くにあるアビー(寺院)跡へ。グラストンベリー修道院です。
ここにアーサー王が葬られたと言われています。

いやーもう、笑っちゃうほどに遺跡でした。
青空と草原しかない周りを見て、なんだか笑ってしまいました。
こんなとこに墓作られるなんて、あんたらしいね、と。
ほんと、なんかすごいよく似合ってた。。
どうせきっと、今もどこかで元気よく飛び回ってるんでしょう。心配はしてない。うん。
もうどこかで会ってるのかもしれないしね…。
寂しいけど、なんだか寂しくないような気もします。何でしょうね。この人は、ひとっところにじっとしてるような人じゃないし…。
元気にしてるのは間違いないでしょう。

すかーっとした青空でした。
とても30分ちょっとしか滞在できなかったとは思えないほど、のんびりできました。
が、やはり次回からは有り余るほどの時間を持って訪ねたい…。
小さな町ですが、精神的な充実にはもっとゆっくりいられます。
自分たちにとってそういう価値がある場所だと分かっただけで、旅というのは収穫です。大収穫。
次からゆっくり来ようね、と母と話しながら、次の目的地、ストーンヘンジのあるソールズベリへ行くため、バスに乗り込みました。
この道は案外簡単。
来る時に使った鉄道駅、Bristolから電車で着いちゃうし。
…といっても駅から市街中心地までがちょっとあって、旅の疲れが超絶蓄積している私たちは泣きそうでしたが…。。なんといっても母よ…よく耐えた…。
泣きそうでしたがしかし、ソールズベリのツーリストインフォのおじさんが超絶紳士で、優しくて何でも答えてくれて、一言聞けば全部知ってるという状態で、気も利くし…もう天使にしか見えませんでした ・゚・(つД`)・゚・おじさんてんし。。。 ・゚・(つД`)・゚・
このおじさんに親切に全部教えてもらい、私も欲しかった情報を全部そこで手に入れて、あまつさえ明日荷物をここで預かってくれてストーンヘンジ行っていいよと約束まで取りつけ「ちゃんと顔覚えてるからね」というそのおじさんを信じ、無事にバス移動してOld Sarum遺跡近くの宿にチェックインできました。
Old Sarumというのは、昔はソールズベリの町の中心部はこっちだったんだそうです。ソールズベリをNew Sarumとも呼ぶので。もう、そこには遺跡しかありません。
チェックイン後、ほんとに徒歩3分(笑)のところにその遺跡があるので、遺跡そのものは4時で閉まってましたが周りは自由に散歩できるとのことで、お散歩に行ってきました。
見てください打って変わってこの何もなさ。w

これだから旅はやめらんないよね。笑
例によって修道院やらあれこれあったらしいですが、今となってはただの壁の跡だけ。

きれいな石ですなぁ…。
…これが壁だったのですだよ……
切ない…w
思えば私、遺跡を訪ねたことって今まで一回もないんですよねー。ほんっとに、ない。今回が初めてです。
初めてでこんなに大量の遺跡を巡ってしまいました(´▽`)ははは…
そういう運命だったのでしょうね。
夜、これまた近所のファミリーレストラン的な、パブレストランとでもいうのか、ビールは併設のパブで頼んで、食べ物はテーブルで頼むというとこで、やっとうまい生ビールが飲めました。ジョンスミスという「山田太郎」みたいな名前のビールでしたけど、いや、おいしかった。
ご飯は…。えーと…。うん。普通でした。爽
順番が来たらこの「ニセ携帯」みたいなやつがブルブル震えて鳴るので、カウンターに行くとウェイターが案内してくれる、というシステムでした。うは。

うん。
宿も最高だし、大満足でした。ありがたや。
さあ、翌朝はストーンヘンジです。
おじさんが約束通りちゃんと覚えていてくれて、顔を見た瞬間に「ストーンヘンジだね?荷物はここに預かるよ、15時までぐらいに取りに来てくれるかな」とさっさかチケットの手配をしてくれました。安心安全!
そして私、最初聞いたとき耳を疑ったのですが、
町の中心からストーンヘンジまで、一時間に一本観光バス(ストーンヘンジ&オールドセーラムへの入場券と往復バス代全て込み)が出ていると。
…えっ?(´▽`)い、一時間に一本…?そんなに頻繁に行けるの…?
もう、ストーンヘンジって宇宙系のなんかアレな感じで、秘境にある的なイメージだったんですけど…
行ったら分かりました。
だってこんな立派なビジターセンターがあるんですもの…

いやもう大変な混み具合でしたとも…!(´▽`)
ちゃんと遺跡からは遠く離れてて、こんな数の人が遺跡に入ったら大変なことになるため現在は遠巻きにしか見れないものの、遺跡の周りぐるっと入れるようにはなっている、とのこと。
そこまではビジターセンターから更にゆっくりゆっくりなバスががたごとと常時行き来していて、一定の人数しか入れないようにもなっています。といってもすごい数の人でしたが。
そして現地に着いたら各国語オーディオガイドが揃っていて、それを聞きながら自由に周れます。これもなかなか良かった。
そしてぐるりと回ってきたストーンヘンジさん。

うおーマジかよ…
でした。(笑)
何の目的で立てられたかは基本的には一応謎なんですが、やはり神殿説は強いみたいです。
というのは、真東から春分の日にそこから太陽が昇ってくるところに「正面ゲート」があって、東西南北に目印の石が立てられており…と色々とそういう風になってるらしいですよ(適当ですみませんw)。
いやしかし実際にその前に立った人間としては何ていうか…
うおー
でした。
だいたい、ストーンヘンジって実際に行ける場所だって思ったこと、ありました?(笑)私はありませんでした。。テレビとか本の中の世界だと勝手に思い込んでたというか。ところがロンドンに行くとなって調べたら「あれ?すごい近い…」っていう。なんかもうね…驚きです。(´▽`)人生何があるか分からん…。行ける遺跡ぐらいは行っといていいね、ほんと…。

多分ここが「正面ゲート」の位置ですが、ここは確かに、前記事でも書いた通り、ここを「神さま」が通ってました。鳥居から入った「神さま」が神殿へ入ってく構造、その通り道に神社を建てるのと全く同じ仕組みで作ってあるのが分かりました。確実に「通って」ます、あそこは。トールの丘とも同じです。
とかここまで力強く言って全然違ったらすいませんね(´▽`)ノ
ただ、私はそれを感じました。

これは多分「ヒールストーン」だったと思うよ。多分…。うん…
全部石だからね…。(笑)区別がいまいちつかんよね…
あ、ちなみに「かかと」の意味の方のヒールです。癒すじゃないです。
どっちでも同じか?(´▽`)もはや。むしろ。
そうそう、ここはプレセリブルーストーンの土地です。この遺跡の内側にこのヒーリングストーンがずらっと並んでいるのですよね。すごいね。完全に神殿だね。
というわけでお土産屋さんにも少し置いてあったので、手に取ってみました。
…意外となんかこう、ずしーんと来る!グラウンディングとちょっとまた違うんだけど、地球と繋げてくれる石のような気がしました。フローライト+隕石みたいな感じなのかな。なんか不思議でした。
そういえば実は、リファインさんとこでエーテリアルクリスタルを習ったとき、最後の仕上げに生徒同士でヒーリングをするのですが、私がしてもらったときに「プレセリブルーストーン使ったよ!」と報告を頂いてたんですよね…!その当時は「へーそうなんだ、変な石ー」ぐらいの感じで私自身は何も知らずだったんですけど(笑)こんな形で再会するとは。なかなか不思議でした。何か縁があるのかなぁ…?
遺跡では特に何も感じませんでしたが、ただ場の清々しさは本物だったので、やはり聖地であることは間違いないだろうなぁと思いました。
あと、最近この神殿の下に巨大な街が見つかった…というか、あるのは間違いないけどまだ未確認ていう状態らしいですね。はーやばいですね…わくわくしますw
何か見つかっちゃうのかなー。
ここまでガッチリ観光地化されていても、ミステリーはまだまだ健在な、さすがのストーンヘンジさんでした。
そこからロンドンに戻りまして、見切れなかった場所を見て歩いたり、ミュージカルや美術館など行きました。
アフタヌーンティーなんかも体験してみました…。
いやーもうガチですごい…ご覧ください。

量もすごいし食器もきれい。。
感激…なのですが、本当に量が多すぎて、食べきれませんでした…。
ま、まぁね…一生に一回は食べたいじゃない?だから体験できてよかったね…と言いながら、最後のお菓子をそれぞれ一つ、食べ残しました…。これがまた…甘さが普通じゃないんだ…。(つД`)ちょっとやそっとじゃないんだ。。しかも一つ一つが普通のお菓子のサイズあって…。大体ね、下の段のサンドイッチの時点で結構お腹いっぱいになるからね。。更にスコーン二つあるからね。。全部おいしいんだけどさ、昼抜いてったのに食べきれなかったですよ…。無念…
しかしまぁ、イギリスといえば、なものを体験できて嬉しかったです。はい。
ちなみに大英博物館の上のレストランでやってるよ!行く人は是非。
そして、関係あるようなないような、なんですが、ロンドンに戻った私に待っていた最後のサプライズがありました。
私はウィリアム・ブレイクという芸術家を10年前から敬愛しているのですが、彼の作品のやっていることが正に今わたしがやろうとしていることだということに気づいたことと、彼のお墓を期せずして訪れた時です。
行く予定あんまりなかった、聖ポール大聖堂を観光していたとき、地下にウィリアム・ブレイクのお墓があるというので、迷わず行きました。
そしてそこには、ウィリアム・ブレイクという名前の下に
「芸術家・詩人・神秘家」と
あまりにも普通に三つ、併記されていたのです。
そしてオーディオガイドを聞いていたら、ウィリアム・ブレイクは小さい頃から幻視体験があると公言しており、聖母マリアや天使たちと会話していたということ、そしてその世界は当たり前に彼の作品に全て投影されていたということが語られていました。
そのことは、十年前、私が修士論文を書くために彼のことを調べていた文献でも、確かに読んだはずでした。でも、すっかり忘れてたんです。私にとっても「幻視」体験というのは、特別なことではなかったからです。(特別なことではない、と思ってた時点で気づくべきなんですが、本当に普通なことって気づかないもんですね…)
オラクルカードを始めてからコッチに目覚めてしまったとなんとなくどこかで思っていたし、そのことを表立って言ってはいけないんじゃないか、という気持ちが、私の中には確かにまだありました。偏見の目がなくなったとは言えないからです。でも、ウィリアムブレイクは言っていたし、彼の詩や本の作品は作品として今も正当に真っ向正面から評価されています。生前は売れてなかったですが、今は本当にきちんと評価されています。世界中の詩人が彼の詩を讃えています。それは、真っ当な作家であることと魂の領域の多い自分であることが何の矛盾もないという証拠でした。
なんだ、そうなんじゃん。
私も神秘家と名乗ってしまおう。
墓標に刻まれるほどではないかもしれないけど、それでも、やってみよう。
そう思いました。
最後の総仕上げにアイルランドが待っていましたので、これまた次回!